
[日 時]
9月17日( 祝 )
[会 場]
原 美 術 館
[演 奏]
エスキース・カルテット
生駒祐子・二階堂和美・トウヤマタケオ・清水恒輔
[作曲・構成]
生駒祐子
[装置制作]
清水恒輔
[音 響]
東岳志(tonraum)
[公演時間]
(入替制)
1st set : 16:00開場 / 16:30開演
2nd set : 19:00開場 / 19:30開演
[料 金]
一般¥3,500
原美術館メンバー及び同伴者1名様まで¥3,000 (要予約)
※「原美術館コレクション」展観覧料込(公演当日のみ有効)
※未就学児童のご入場はご遠慮下さい
[ご予約・お問合せ]
原美術館
TEL
03-3445- 0669
e-mail
info@haramuseum.or.jp
※
本公演は各回ともご予約で満席となりました。
現在キャンセル待ちのみ受け付けております。
詳しくは原美術館のサイトをご覧ください。
【一般予約受付開始日/8月11日】
このインティメイトな音を聴く最良の場を用意するため、各回入場者数の上限を設定しています。
お早めのご予約をお薦めします。
当日券の有無は、公演当日、原美術館のホームページで発表いたします。
artwork:tomoko minami (stomp design)
企画・制作:TRAUMARIS, wind bell c/o colourfield inc.
主催:原美術館
京都からまたひとつ音楽の冒険が生まれた。
手廻しオルゴールに、トイピアノ、リコーダー。言ってみれば"オンナコドモ"の楽器。
耳を澄まさないと聴こえないほどのフラジャイルな音色を奏で、それでいて小さな子供のたどたどしい指運びや微かな息づかいにも優しく忠実に応える。
そんな愛すべき懐かしい楽器たちから底知れない力を引き出す音楽家がいる。
京都をベースに全国各地、そしてヨーロッパにまで活動を広げるアコーディオンとコントラバスのデュオ「mama! milk」。
その一人、生駒祐子を中心に05年から温めてきた手廻しオルゴールを使ったプロジェクトを今春、アルバム「esquisse」として発表。
5月に行なわれた初のライヴツアーでは数台の手廻しオルゴールを軸に、ソプラノ・アルト・テナー・バスの各リコーダー、トイピアノ、カシオトーンそしてヴォイスという編成で端正でありながら、強靭な音の世界を構築した。
独自に考案された、オルゴール用ピンホール投影機によりオルゴールを通り抜ける楽譜の音符は光の粒に変換され、ステージの周辺には天の川のように光が散らばる。
見えないはずの音の軌跡が光となって現れるそのライヴパフォーマンスは手作りの舞台装置とサウンドシステムによる奇跡。
ステージに並べられた子供部屋の家具のように可愛らしい装置は、裏から見ればマッドサイエンティストの実験室さながら。複雑に絡み合う機材を見事にコンパクトに収納した魔法の箱だ。
静寂のなかで届けられるどの音色も心地よい集中をうながし、抑制をきかせるほどに官能的だ。
切ない旋律もエキゾティックなうねりも、もどかしく絞り出される楽器編成であればこそ、むしろくっきりと、深く胸にせり上がる。
あふれんばかりの感動や絶叫でいっぱいの世。時にはミュートのきいた情感を味わってみてはいかがだろう。
原美術館の庭園をのぞむ小ホールでの演奏は初秋に相応しいしっとりとした時間となるはずだ。
text:住吉智恵(アートエディター・ライター)
courtesy of ArtGaia ClUB MAGAZINE TC